2008.01.26 茶碗がっ!!
 何年か前から足の小指の付け根から下の側面が痛かった。

 原因はなんとなく分かっていた・・・。

以前に踏みつけた食器・・・、ささくれのようなものが刺さっているに違いない。
 そのうち抜けるであろうと放置する事数年が経った。

 その痛さはまず、靴を履くのが痛い。ゴルフの打ちっぱなし等足に力を入れる事が痛い。
歩くとキリで刺された様な痛みが走る。サンダルが履けない・・・等など。

 痛みに耐えられないくらいの痛みではなく、ちょっとした事で痛みが走る。

だからいつも玄関先では「イテテ」が口癖になっていた。

 足の裏と甲の境目にあたるその部分は外反母趾のように腫れていて、硬質化していた。

 そのうちこの痛みはもしかして「魚の目」ではないかと思い魚の目パットを試してみる事数回。
 「魚の目パット」なるものの治療原理は皮膚をふやかして硬質化した芯を取り除くものだ。

 何度か試してみたこのパット、あきらめきれず今月もやってみることに・・・。

 数日間の後、パットを剥がしてみると見事にその部分だけが真っ白にふやけている。
うんうんなるほどいい感じだ。
 ただオイラのそれは腫れている分だけ根が深いはずだ、もう少し奥までふやかさねば・・・。

 また数日後、魚の目パットは見事なほどに硬質化した忌々しい腫れをふやかしその部分を幾らか削ぎとってくれた。
 白くふやけたその部分を触ってみる。

 ほんの爪楊枝の先くらいの固いものが触れる。
「ん?」なんだか痛いぞ・・・。その針状のものは容赦なく脳天まで痛みを送る。
「こいつが正体か!」何度も爪を立てるが涙が出るだけでいっこうに抜けようとしない・・・。

 毛抜きを持ち出す。
その先端をかろうじてつまみちょいと左右に振ってみる。
釘を抜く要領だ。「ぬぅおぉぉ」めっちゃ痛い。と言うよりも衝天しそうだ。
 恐るべし、このちっちゃい小悪魔めっ!今日こそ長年のけりをつけてやる。
そう意気込んで毛抜きでミリ単位の先端を挟みワサワサ抜いてみる。

 額には脂汗、横には愛犬がいびきを立てて寝ている。嫁は鼻歌交じりに風呂上りのドライヤーに興じている。
 「なんだ自宅にいながらのこの孤独感はっ!」
家族の応援もなく、一人女の子すわりでふぅ〜ふぅ〜いいながらそいつを何とか引っこ抜くまで数分・・・。
 ほんのささくれ程度のものと考えていたおいらの足の中身が少しづつ浮いてくる・・・・
浮いてくる・・・ん?まだ浮いてくる・・・・どんだけでかいねんっ!!!

 歯を食いしばり、全身の毛穴を開かせ、この痛みに一人耐え、やっとの思い出引っこ抜いた
その悪魔は1cm四方の茶碗の模様が入った陶器であった・・・。

 その陶器はいうまでもなくオイラと苦楽を共にした同士として、保存する事に決めた。

今では玄関先での「イタタ」はなくなった。
2008.01.13 あけました
 正月が終わった・・・。

 みなさん、明けましておめでとうございます(いまさらかっ!)

 海外へ脱出する事もなく、温泉で心と体を癒すことなく飲んだくれて、食べ過ぎて9日間の
休日を終えた。・・・・。毎年ながら大型の連休はあっという間に過ぎる。

 我が家の正月。
と言うよりも、temmye家の正月は爺さんの代からのしきたりが数多くある。
 それをおいらは受け継いでいる。

 そのしきたりは大晦日から始まる。
男集は大掃除の後、酒飲みが始まる。
 酒のつまみにオードブル、おでんや揚げ物・・・。
とにかく食って飲んでそりゃ〜もう大騒ぎ。

 大変なのは奥方だ。
つまみを作って、酒出して、正月の煮物の準備して、雑煮作って、もち切って・・・。
 そして紅白の終盤になって年越しそばを作って、紅白の結果が出る頃に食べ終える。
本来であればそれから初詣だ。

 おいらの小さい頃からこれが続いていて、今ではおいらのかみさんが捻り鉢巻で頑張ってくれている。

 この一連の流れがあって正月。
朝はそこそこの時間に起きて、酒を付けて家族全員で乾杯をし、お節を広げ雑煮を食べる。
 本当に食ってばかりの正月だ。

 小さい頃はここで必ずといっていいほど一悶着が起きた。

オヤジは正月になると転勤先から渋々帰ってくる。
 そして正月のこのめでたいときに必ずオカンと喧嘩をして帰っていく。
だいたいはくだらないことが発端だった。

 常に飲んでいるから、オヤジも珍しくこのときは饒舌になり、昔話なんかしたりするのだ。
それは決まって、「オレの小さい頃は本当に食えなかった」だの「貧しかったから同級生のパン屋の倅にパンの耳を分けてもらって兄弟に分けた」だのなんだの・・・・。
 それはそれなりに昔の苦労話で結構なことではあるが、学習というものをしないオカンは必ずそこで口を挟む。

 オカンの家はオヤジの家とは違い同じ地域で住んでいながらもかなりの裕福な家に育ったようだ。
 オヤジが同級生からパンの耳を泣く泣く貰っていた頃に、バナナや桃の果物を食していたらしいのだ。
 オヤジの話の合間にオカンが決まってこの合いの手を返す刀で切り込んでくる。

 オヤジの顔色が少し変わる・・・。

オヤジは正月から暴れる事も無いと話題を変えるも、「KY」なおかんは自分の裕福さぶりを
離し続ける・・・。

 ・・・・、「★‖$★лё@>〜%$&!〜〜!!!」怒号がとび皿が飛び箸が折れる。

 正月は台無しだ。

 予定では三が日は滞在する予定のオヤジは罰が悪く、単身赴任先に一足早く戻り、
オカンは決まってその後寝込んだ。

 オイラ姉弟はお年玉を貰い損ね、さみしい正月をいつも過ごした^^;

 結婚してからと言うもの、本当にのんびりした正月を送れているが、このことが少しだけトラウマになりいつも何か起きるような怖さを秘めている(笑)